on the horizon: Message from Rupert
家に帰るとポストに大きな封筒が入っていました。
差出人はCathay Pacific Airways. 早速開封してみます。
守銭奴航空に似合わず、紙質もよく厚手の重厚感ある冊子です。
on the horizon。経営に苦しむ同社が地平線上に見えたのは、天空でしょうかそれとも、海や陸でしょうか。
ふむふむ。CEOとしての最初の1年を顧客の声に耳を傾け、改善を図ってきたことを主張しています。新しい機材の導入や新規就航路線、Loyalty programme、シートや機内食の改善。
正直そのような改善は身を結んでいるとまでは言い難い気もします。
シートにしてもついに、economyの773-300ERは詰め込み10列仕様になりましたし。
そういったトップのメッセージが現場や顧客との意識の乖離を生んでいると思います。
次をめくっていきましょう。なるほど。改善をアピールされたいようです。
確かに機材は新しくなりました。でもジャンボがなくなり正直面白くない。
ロングホールのポイント積算を増やしたり、S,N,Qといったゴミチケットにもポイントをくれてやってるんだぞとアピールしています。
エコ飯の改善もしてやっているんだぞ、とのことです。
気になるのは、Taipei路線の一部ではホットスナックをやめてしまったようです。
もうマニラップが食べれないと思うとそれはそれで悲しい気もします。
ビジネスクラスはどう改善していくのか正直見えません。long/Ultra-longは改善するのでしょうが、regionalがどの程度カイゼンするかは見えません。
To serve you better. Life well travelledと同様に言葉が一人歩きしないことを祈ります。
全体的には改善を進めているので、これからもよろしくねって内容ですが、正直、この冊子を会員に配ったところで、どれだけプラスの効果があるかは微妙です。
Marco Polo Clubの大改悪を行って以来、逃げた客は戻って来ないと思います。
正直、ベネフィットもラウンジと手荷物許容量くらいしかなくなり、Vクラスねじ込みができなくなったメンバーシップに興味は示されないでしょう。
それでも、三つ指ついて、ことあるごとに、〜でございますといった気持ち悪い日本語で機内を過ごすのが嫌ですので、しばらくは乗ることになるでしょう。
エコノミークラスのホスピタリティはやはり、CXが一番です。