ゴールデンウィークの旅に向けたTips〜マリッジセグメントを理解して、逆手にとる

年度末。新年度がやってきます。

 

新年度のバタバタを乗り切った自分にゴールデンウィークのごほうび旅行を考えているひとも多いと思います。

ただし、ネックになるのはゴールデンウィークの航空券の高騰ぶり。

盆暮れ正月・ゴールデンウィークしか休まない(休めない)勤勉な国、日本です。

 

当然、そこに当て込んで航空会社も収益を最大化しようとします。

試しに、みんなだいすきAll Nippon Airways(にっぺり)でJFKまでの運賃を調べて見ました。エコノミークラスで¥200Kオーバーでした。

バカバカしくて買えません。特典の方もすでに埋まっていることかと思います。

JALも同様でしょう。

 

どこかの半島の国と同じく、自国キャリア偏重の傾向が強い国ならではだと思います。

友人も語っていますが、本来、航空業というのは儲からない業種です。運営するのに莫大な投資が必要ですが、その投資はテロや疫病といった国際リスクに常に晒されているからです。それらを規制によって補填することが本当にいいのかは議論の余地があると思います。

 

にっぺりやJALでは絶望的なゴールデンウィークの運賃ですが、外資系航空会社で探すとまだまだreasonableな運賃を見つけることはできるようです。

このブログのもう一人の主人公のCathay Pacific(CX)も例外ではありません。

ただし、発券するには若干のコツが入ります。

例えば、東京(TYO)からシンガポール(Sin)へゴールデンウィークの4/28から5/5に旅行することを想定します。

 

普通に発見すると、さすが守銭奴航空、高めの運賃が出てきます。

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もはやPEX運賃は出てこず、EconomyでもFlex運賃になります。

CXは機材運用にも長けていますし、JALよりもさらに厳格に路線別の採算を重視する傾向があります。そのため、アジア域外ではビジネス需要が見込める都市しか飛ばしません。ハワイなど十中八九、観光需要しかない場所は飛ばしません。この辺り、にっぺりより徹底しています。

 

この例では

TYO-HKG-SIN

区間のうち、TYO-HKGの区間ゴールデンウィークの割りを食って、高めの運賃しかない状況に連動して、本来であれば、日本の休日の影響を受けない、HKG-SINも運賃が高くなってしまうことが原因です。

 

であれば、見方を買えて、HKGで2日ストップオーバーする旅程に変更して見ます。

4/28のPMにゆっくりとHNDから出発します。Marco Polo Club上級会員または、OneWorld Sapphire以上であれば、HNDのCX loungeを堪能するのも悪くありません。

もちろん、HNDの居酒屋Sakuraでカレーを堪能するもよし。

 

HKGについたら、Synphony of Lightsがお出迎え。

2日間はHKGで飲茶をするもよし、お粥もよし。広州まで足を伸ばすもよし。マカオもありです。

 

5/2の昼頃にSinにむけ出発。HKGでは、The Pier, The Deckなどラウンジ巡りが堪能できます。残り約2日、Marina Bayに行くもよし、Universal Studiosに行くもよし。Maxwell Food Centreに行くもよし。満喫できます。

 

帰りは寝るだけのレッドアイ便で朝NRT着。T4の最新loungeも堪能できます。ゆっくり疲れを癒して、5/7から、パワーチャージしたカラダで元気に出社。これで、約¥110K。まともに買うより20%はやすくなります。

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CXの場合、このようにある区間の運賃が他の区間に影響するマリッジセグメントはHKGストップオーバーで意外と簡単に破れます。

経由は面倒という方もHKGで経由して、楽しめるなら悪くはないと思う方もいると思います。

私はこの方法を知ってから、にっぺりやJALに乗るのはバカバカしくなってしまいました。シンガポールなんてまたいけばいいですし、2日くらいいるぐらいが丁度いいです。それよりも、HKGとSINの旧大英帝国の残り香の国を比較しながら旅をする方がいいです。

 

マリッジセグメントについては、えびちゃん先生の解説が非常に詳しいので参考にしてください。

 

marcoflyer.com