ANAの英語
All Nippon Airways(ANA)
Skytrax社のratingで、はえある、5-star airlineの称号を、日本で唯一もつ、日本が誇るairlineです。
90年代後半には早々と世界最大の航空連合、Star Allianceに加盟。その後、安倍ちゃんとのおつきあいをうまくこなし、大量に手に入れたHND国際線枠。さらには、Delta Airlinesに奪われそうになった、skymarkも手に入れ、国内線では、ANAと愉快な仲間たちを形成しています。
ついに、直近のSkytraxのratingでは、AsianaやEthiad、さらには、Cathay Pacificを抜いて、世界3位を獲得しました。
日本人の、日本人による、日本人のためのえあらいんの快挙。
海外の空港でもこんな表示がチェックインカウンターの前にあれば、英語のできない日本人にもあんしんでしょう。
マーク・ピーターセンの有名な著書に日本人の英語という本があります。
日本人の英語がいかに特殊なのかをがよくわかる本です。
この本を取り上げるまでもなく、ANAの英語は特殊です。
多くのブロガーに取り上げられた、せっとすらいどばぁに限らず。
ANAから先日、ぷらちなカードが届きました。そのレターを読みながら、やはり、このえあらいんは英語が変です。
ぷらちなカードは多くのブログに載っていますので、掲載しません。
きになるのは、同封のレターです。
特に気になるのは、次の文です。
This letter welcomes you to our Platinum Servicer.
このたび、お客様を「プラチナサービス」メンバーとして、お迎えいたしますことをご案内申し上げます。
なぜ、日本文では、私たちという主語で語っているものが、英訳すると、This letterに変換されるのでしょう。しかも、一文目の主語は「We」だったはずです。たかだか数行の英語の文章で主語がコロコロ変わるのは文章の視点が定まっていない稚拙さを感じさせます。
さらに、主語が「This letter」となったことで、うがった見方をすると、プラチナサービスメンバーとして心から歓迎されているという感じが消えてしまいました。
無意識にこのような文章を書いているとしたら、英語のセンスがないです。意識的に書いているなら、やはり、ANAはクレカ年会費を払うだけで資格を維持されてしまう、修行僧(尼)がだいきらいということを裏づけてしまいます。
たかだか数行ですが、なんか読み進めるたびに引っかかってしまう英文です。
比較のために、Cathay Pacific AirwaysのMarco Polo Clubの同封レターです。
右から左にすらすらと読めます。ANAのような引っかかるような書き方はしていないです。
英語だけでその航空会社のサービスが決まるわけではないですが、ANAはやはり、自分のセンスには合わないようです。
日本の空気感が嫌いで海外に行くのに、右を見ても左を見ても日本人という機内は想像するだけでゾッとします。