HND-ITM(ハネイタ)の特異性

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HND-ITM、通称ハネイタ。泣く子も黙るダイヤモンド・プレミア行列が観察できる路線です。

行列もさることながら、この路線に乗ると、やはり特異に感じます。水平飛行は遠州灘付近の約10分。ドリンクサービスもままならないうちに降下が始まります。Fの食事を堪能する余裕もありません。

 

遅延のお詫び回数もハンパないです。何回あやまれば気がすむんですか?というくらい。

 

しかし、さらに興味ぶかいのはこの路線で獲得できるFOPでしょう。

先得割引で購入した場合、普通席とクラスJのFOPは以下のとおり。

 

普通席→420pts

クラスJ→476pts

 

「多忙な」びじねすま(さらりぃまん、ともいう)が買うであろう特便割引1だと以下のとおり。

 

普通席→820pts

クラスJ→876pts

ファーストクラス→1100pts

 

ちなみに、予約変更可能なビジネス切符だと、以下のとおり。

 

普通席→960pts

クラスJ→1016pts

ファーストクラス→1240pts

 

特便割引より3000-4000円高いビジネス切符にのってもほとんどかわりません。クラスJで比較すると、わずか、15%しか余分にポイントがつきません。

もし、これをブリティッシュエアウェイズのExecutive clubにつけると、

普通席→5, 10 or 20pts

クラスJ→40pts

ファーストクラス→60pts

普通席とクラスJを比較すると最大8倍の格差がつきます。普通席とファーストクラスなら最大12倍です。

やはり、JALという航空会社は古き良き昭和の時代をこの令和の時まで引きずっているのでしょう。

普通席に特便割引で乗っても、ファーストクラスに乗っても、最大1.25倍程度です。一億総中流の時代、昭和を彷彿とさせます。

 

ちなみに、銭ゲバ、日本の霊感ことANA の場合、Value1で比較すると次のとおりです。

 

普通席→820pts

プレミアムクラス→1100pts

ハネイタであれば、11000円くらいから普通席が、あります。他方、プレミアクラスは24000円ほど。お話にならないくらいの金額差ですがもらえるPPはわずか、34%しかふえません。さすが、商売上手。銀行家なら、ANAに融資しますが、客として乗るならJALのほうが良心的です。

 

上級会員の多さばかり目立ちますが、もらえるポイントからもこの路線が支える上級会員の構造をよくあらわしています。